【第二京浜→みなとみらい→平沼橋→伊勢崎町→第一京浜】お仕事でまわる範囲は予習で安心！ペーパードライバー講習はファーストヨコハマ　体験レポート『横浜市鶴見区』2

『体験レポート』ペーパードライバー講習、横浜市鶴見区の場合2

今回ご紹介させていただきますお客様は、横浜市鶴見区にお住いの20代女性の方です。

よくお客様の中に
「入社当時は『普通免許を持っているだけで大丈夫だから』といわれたのに、いざ研修期間を過ぎて仕事を始めると上司に『普通免許持っているんだから運転できるよね、三か月後くらいから先輩と車で～地区をまわって、いずれはひとりで回ってもらうことになるから』なんて言われてしまって・・・」
というなんともひどいお話をお聞きします。
今回のお客様はその事例よりも少し積極的で、いずれ来たる「業務での運転のための備え」として当ファーストヨコハマにご相談くださいました。
コースは12時限コースの今回は2回目、使用車両は当社の講習車をご利用です。

夕方ごろにご自宅前で待ち合わせをいたしまして、免許証を拝見させていただき座席やミラー調整などをひとつひとつクリアにしていきます。お客様には全4回の各練習プランが確立されていらっしゃるようで、前回はペーパードライバー歴5-6年というところからご自宅周りの鶴見区特有の細くアップダウンとカーブがふんだんな車道をひたすら走り、今回はお仕事で回られるであろう横浜・みなとみらい方面へと練習されたいそうですので、向かうことといたします。

鶴見区の道路の特徴についてはこちらからどうぞ

緊張。免許を取って初の幹線道路「第二京浜」をペーパードライバーがゆく

横浜市鶴見区のJR鶴見駅は川崎駅にほど近いのですが第一・第二京浜などをつかいますと休日の混んでいない時間帯であればみなとみらいまで15-20分で着いてしまう距離です。
ご自宅から出発されてJR鶴見駅西口のバスロータリー前までいらっしゃる間、前回の運転内容をしっかりと覚えられていらっしゃって、車間距離や速度維持・コーナーリングなど非常に安定されています。
JR鶴見駅から豊岡通りで路上駐車の横をずっと通られながらの走行も、左右のバランスがしっかりとられています。ローソン鶴見豊岡通店の交差点を左折しまして昭和坂に入ります。

このあたりは鶴見区の住宅地の中でも狭く、カーブしていて、アップダウンがきついのでベテランドライバーでもすれちがい時に気をつかわれて運転される光景をよく目にしますが、そのきつくカーブ先が見えない道路をペーパードライバー歴4-5年のお客様は落ち着いて丁寧に走行されます。「心臓がバクバクです」とおっしゃりながらもカーブがぶれることはありません。

木曽路・スターバックスコーヒー横浜鶴見店近くの大きな北寺尾交差点を左折します。手順通り安全確認から左折までの工程をきっちりこなされまして、第二京浜へと入りました。
自身初めての大きな幹線道路ということで、初の60km/h走行や転回禁止の標識、トラックなどが並走することによる圧迫感など驚きが多かったご様子です。と同時に、荒立交差点のデニーズやスシロー、ぐるめ亭が視界に入り寿司ネタの話題になったり子安駅を過ぎてから左手のJR線路と並走する箇所では今までの道路の見え方とのちがいに気がつかれたりと徐々に冷静さを取り戻されていきました。

幹線道路の通り方についてはこちらをご覧ください

ペーパードライバーらしからぬ実力を発揮されるみなとみらい・平沼橋編

中区の道路の特徴はこちらからご覧ください

意外と事故の多い浦島丘交差点を過ぎまして東急東横線反町駅方面とJR東神奈川駅との分岐点である立町分岐を左一車線へと進んでいただきます。餃子の大将が目立つ東神奈川駅前をとおりまして青木橋は通らずに途中の二ッ谷交差点を左折します。上にJRの線路が通っております高架下を左折されるのが初ということでいつもより慎重な安全確認をされまして裏道のようなカーブ路を進みますと第一京浜へと合流、すぐに神奈川公園を左折しまして横浜市中央市場前から横浜臨港幹線道路へと左折されます。

「ここまでくると、さすがに景色が今までと違いますね」
と海沿いから左の車線へと分岐します。みなとみらいトンネルへは行かずにパシフィコ横浜ノース前を左折、少しアンパンマンミュージアム近くをぐるぐるしながらみなとみらいの道路を堪能します。さすがに車道の広さに加えて歩行者がちゃんと大きな歩道を通行していることもあり鶴見区の住宅地よりも走行しやすそうで、安全確認や右左折のスムーズさがペーパードライバーの手際の比ではありませんでした。
「どのあたりを運転したいですか」
「では山下公園までお願いします」
ということで、みなとみらい大通りから赤レンガ倉庫、山下公園と走行します。赤レンガ倉庫でイベントを催されているらしく人だかりができています。象の鼻パークから横浜税関交差点まで左車線は左折渋滞しておりまして、直進目的の車は次々と隣の車線に移動していきます。それをお客様が不思議そうに御覧になりがらも、やがて交差点に来ましたら歩行者に一層気を配られながら左折しまして山下公園にたどり着きました。
「いまだにここを運転していることが信じられません」
とご謙遜されていましたが、ご相談の末平沼橋あたりの少しむずかしい住宅地を仕事で走行するかもしれないとのことでしたので平沼橋駅周辺で練習することにいたしました。

横浜中華街のまえから本町通りをとおりみなとみらい線日本大通り駅、馬車道駅ときました旧東京三菱銀行横浜中央支店前の案内標識を解説させていただきます。
「これから桜木町を通りまして平沼橋まで参りますので、あの案内標識で言いますとこの先の・・・」
と少し特殊性を申しました。ペーパードライバーの方に限らず、横浜・みなとみらいの道路は事前に知らなければ迷ってしまったり少し遠回りしてしまうことがあります。ですので我々インストラクターがおります。

本町五丁目交差点で旧第一銀行横浜支店そばのななめひだりをご選択いただきます。大きいカーブの後弁天橋を抜けまして、桜木町への右折レーンを通りたくなるのですが押しとどめ、奥の桜木町一丁目交差点を右折します。JR京浜東北・根岸線の線路を右手に走行し桜木町七丁目前の案内標識で
「五反田・川崎方向ではなく保土ヶ谷方面のため、この交差点を左折します」
ということで左折後すぐ右へ。そのまま平沼一丁目まで直進しまして平沼橋周辺をぐるぐる回ります。都会特有の、人通りのある平地の狭い路地ですが、鶴見区の住宅地ほどではありませんのでお客様もすぐ要領をつかまれましてあちこちおひとりで曲がる個所などを決められて走行しておりました。やはり、鶴見区での前回の講習はペーパードライバーのお客様の実力を底上げしたみたいです（とくべつなことはしてません！）。川沿いの小道から合流する西平沼橋交差点はとくに、初見のお客様には珍しかったご様子です。
「お仕事でもここは通れそうな気がします」
と少し自信が垣間見えましたので、お仕事で通りかかりそうな道をもう少し走ります。

西区の道路の特徴についてはこちらからどうぞ

東海道でベテラン運転手たちとポジション争い（勝利）。連続踏切と信号のない交差点

その後、戸部道路・横浜駅根岸道路をとおり日ノ出町、大岡川を抜けて長者町や伊勢崎町周辺をまわります。たまに風紀についてのお声も聞かれるこのあたりですが、運転に関しましても車の走行スペースが思った以上に広くなく、特に長者町・伊勢崎町はただでさえ狭いうえに路上駐車と徘徊される歩行者のまばらさにより別々の注意力が一気に必要になります。ペーパードライバーのお客様はそこを焦らず、時には止まって歩行者に道をゆずられまして練習の精度を高めていかれます。

やがて帰りの時間も考慮しまして東海道・第一京浜へと辿り横浜駅のそばを通りまして鶴見駅を目指します。横浜駅とそごうのあいだは車線の増減に加え、そのさきの青木通交差点から第一京浜と第二京浜に分かれるため、ここから各車両のポジション争いが制限速度ギリギリ（たまに超えてる）で行われています。今回もそういった中をペーパードライバーのお客様が通られますので、少しハンドルを助手席から失礼しましたり、進路変更のお試しなどを行いまして青木通の分岐を右に行けるようにポジション争いに勝たれました。

のんびりと新町・子安・新子安と駅をはしごしていきます。
と、ナビがこのまま第一京浜を通らずに岸田生麦ICまえの滝坂入口交差点を左折するよう指示しておりましたので踏切を体験いたします。窓を開けておきまして、踏切前で一時停止したあと左右を目と耳で電車の往来や後方からの歩行者自転車の無理な通行の確認をしました後、奥の道路空きが十分か確認しましたら発進しまして京急本線とJRの二連続踏切を通過後すぐの交差点を右折します。一方通行であることは好ましいですが信号はなく、特に右手が建物の大きさのため視界が遮断されておりますので奥にあるカーブミラーを活用していただきまして状況が明確になるまで確認していただきました後、無事右折できました。
道路の狭さと両側のフェンスと頭上すぐの首都高速神奈川七号北西線のために時間帯もさることながらことさら暗く、圧迫感があります。ただひたすら直進しましてやっと京急本線花月総持寺駅と鶴見花月園公園付近で視界がひらけました。鶴見大学付近の総本山総持寺の道標や餃子の大将を抜けるとすぐにレストランばーぐが見えまして、そこで安心されたようです。JR鶴駅に到着です。そこからご自宅までは運転が軽く、ほどなく到着されましてお時間もぴったり、解散となりました。
達成感と疲労感が垣間見えましたがお客様は今回の内容にご満足されたようでした。確かに盛りだくさんの内容でしたがまた次回もよろしくお願いいたします。