『体験レポート』ペーパードライバー講習、横浜市中区の場合3
だれしも、InstagramなどのSNSやメディアに紹介された場所に行ってみたい、体験してみたい、飲食してみたいと多かれ少なかれ思うものです。
それが他県であれば「あの用事のついでに寄ってみようか」となりますが、不思議な話で、自分の住んでいる県内で遠く離れている地域(山北など)は、「そこに県内唯一の道の駅が」なんて見かけても「車がないし、電車で行っても他に用事がないからな」と行く気になれないものです。
が、しかし、これが自分で車を運転することがもしできたら、運転できるようになってきたけど目的地をどこにしていいかわからない、という方がそういった箇所を見かけたら。
今回はそういったお話です。
話題の『あの場所』へ講習中に行ってしまっていいの?
今回ご紹介させていただきますお客様はペーパードライバー歴20年の50代女性の方です。
お子様の独立を機に、ご自身の行動範囲を広げるためにご依頼いただきました。全4回コースの今回が最終回です。
ご自宅前にてお待ち合わせいたしまして免許証の確認や座席ミラー調節などが終わりましたあと、お客様から「高速を使って横須賀まで行ってみたいです」とご提案くださいました。私としましても、お客様の方から自主的に目的地を設定されるということは、これができるとさらなる運転への自信につながるので、二つ返事で了解いたしました。お客様がお持ちのETCカードを講習車車載器にセットしまして、それでは行ってみましょう。
関内から横浜公園のインターチェンジに行くのではなく、阪東橋ICから首都高速3号狩場線へ行き、そこから横浜横須賀道路を通りに行きます。

※【お試し体験プラン】では、駐車・高速・マイカー教習は行っていません。
まずは大通り公園をエディオン側ではなく3号狩場線側に沿って西に走ります。片側3車線の真ん中を走行してほどなく、頭上に「←↑ 市大病院 中村町」「↑ 坂東橋」「→ 浜松町」「→ 浜松町」と案内標識が出てきました。
「ちょうどこのレーンですね」
「ご存知だったんですか?」
「ええ、実を言うと全然知りませんでした」
ほう、とため息のお客様は気を取り直されて、始まってきた渋滞に速度をあわせます。
阪東橋駅上の、藤棚浦舟通りと交差する地点まできますと赤ポールで区切られた車線があらわれます。車道面には破線と高速入口の文字が、その上には高速道路のゲートが口をあけています。
ゲートを進むと陸橋になっていて、その陸橋の奥には料金ゲートが2箇所建っていました。2箇所ともETCレーン(そのうち一箇所は一般レーンも兼任)でしたのでとりあえず進路変更不要の右レーンを通り抜け、大きな右カーブを流しつつ合流箇所に来ました。
「どっち側が合流なんですか?」
「車線数の少ないほうが多い方へ合流しますので、私たちの方です」
「緊張します」
お客様はウインカーを出しながらよくミラーをご覧になって、目視して入れるスペースを確認したあと綺麗に本線へ合流されました。
「あー緊張した」
「流れるような合流でしたね」
「たまたま車がいませんでしたので」

高速道路では、どんなことに気をつければいいの?
花ノ木インターチェンジ出口が過ぎ、永田ICの出口か保土ヶ谷バイパス・横横道路・横浜新道かという分岐が出てきました。ここはジャンクションではなく首都高速神奈川3号狩場線の終点なので、どちらかというと保土ヶ谷バイパスなどへ接続、という意味合いなのでしょうか。ともかく、永田インターチェンジ出口への分岐を見送りましたあと、横横道路と保土ヶ谷バイパス・横浜新道との分岐をあらわす案内標識が出てきました。
「これを左に分岐ですよね」
「標識を読むことができていますね、そのとおりです」
いくつかの高架を抜け、一般道が上を通る高架を抜けると同時に左の車線へ流れます。その奥に「横横道路」「保土ヶ谷バイパス 横浜新道」と割り振られた案内標識で再確認しまして、行きたかったルートへ進みます。
「みなさんこうやって案内標識を見ながら高速に乗ってるんですか?」
「そうやっている方もいらっしゃいますし、よく通る道路で間違えた過去を覚えておいてそれを記憶力の下地にしている方もいらっしゃいます。でも多いのはカーナビ通りに高速に乗る方でしょうか」
「私もそうなると思います」
「そう、そのほうが確実で間違えないし、一緒に乗っている人と楽しくおしゃべりしながら運転できます。しかし、分岐の数が多い、または運転に慣れてスピードがはやくなっているときにルートだけに集中できなくなることはでてくるものです」
「そういうものでしょうか」
「カーナビの場合、例えば交差点を左折したあと間髪入れずにすぐ右の小道に入ってからすぐに交差点を左折しなければならない、というときにはどうしてもアナウンスが実際の運転に間に合わなくなることはよくある事です。そして、仕事やふだんの行動もそうですが、2つ以上のことを行っているときには、先のことを予測しづらい方もいらっしゃいます」
保土ヶ谷バイパスを八王子方面から狩場方面へと走行しているときに新桜ケ丘ICで川崎・小田原方面への側道へ入ったあと、小田原方面へ行かなければならない場合などはGoogleマップなどの場合、アナウンスが間に合っていないために川崎方面へ誤って入ってしまい、方向違いであるために遠回りをしてしまったということをおっしゃる方は、私の友人にも多くいます。
「認識が共通しているかはわかりませんが、案内標識であれば、1km手前などからもありますから、そろそろだと準備できるんじゃないかと思います。それだけをつかってもあるいは併用でも、使えるものを増やしておくと、手の内も増えるということなんじゃないかと思います」
「そんなに深いんですか、運転」
「私の場合はこねくりまわしているだけですけど」
横横道路改め横浜横須賀道路は六ッ川の料金所に差し掛かっています。右3車線はETC専用レーン、あとの左側には一般レーンなどが並んでいます。
とりあえず真ん中のレーンを走行している我々はゲートも真ん中のETC専用レーンを抜けます。

他にも案内標識の使い方はありますか?
高速道路上左右両側の風景は緑が多くなり、走行している車の台数もインターチェンジを過ぎていくごとにその数は減っていきました。各車両との車間距離も適切となり動きもスムーズになるにつれてお客様の速度調整についても、アクセルの踏み具合だけで機微がつけられるように、または進路変更のポイントとなる距離感とその自信がないときの対処法についてなどの練習が行えるようになりました。
「なるほど、こういうふうにすれば確かにわかりやすいです」
とお客様からお褒めいただきましたころには降り口である横須賀インターチェンジまでは残り3kmというところまできました。
「横須賀って書いてある案内標識がありました」
「高速道路を降りるときは、降りたあとでどちらに曲がるのかが重要となる場合があります」
「降りたあとでどちらに曲がる?」
「高速道路を降りたあとで幹線道路などに合流するだけでしたら良いのですが、高速道路を降りたあと出口すぐの一般道で三叉路になっていてそれぞれ方向がちがうということも結構あります」
「、、、でもそれって初めての場所ではわからなくないですか?」
「ですので、減速車線で指定された制限速度、40km/hが多いですが、そこまで緩やかに減速し、料金所のゲートを潜る際はしっかり20km/h以下で通過しながら案内標識やナビの指示に注意をはらいましょう。速度が早いと標識が見られなかったりナビが聞き取れませんので」
「やってみます」
横須賀インターチェンジの出口が書かれた案内標識通り左の減速車線へと進み、ほどなくして料金所のゲートをくぐりますと奥の方に二手に分かれた道順が記載されている案内標識がありました。
「衣笠じゃなくて横須賀市街ですね」
「そうですね、じゃあ左側の道路と」
一車線の緩い左カーブを曲がりますと途端に赤のしま模様が車道に塗られ、数10mもしないうちに車道左側に破線があらわれます。
「これですね」
「これ!?」
その破線内に入り衣笠と本町山中との分岐を間違えずに進入することに成功しました。
「ひとりだったら絶対衣笠の方に行ってます、あれ」
「いやそんなことないと思いますけど」
道なりにトンネルをくぐりますと「無料 減速して走行」と書いてある料金所のような作りのゲートがあらわれました。
「え、あれは止まらなくていいんですか」
「お金を取られないので止まらなくていいんでしょうね」
ゲートを通過しますと「ようこそ横須賀へ」という文字とともに地元有名店の広告写真を掲載した看板が右手に見えました。
「ああいうのを見ると横須賀に来たって実感がわきますね」
そこから右へカーブすると車の列がゆっくりになり、やがて止まったり流れたりを繰り返すようになりました。
「私はこういった渋滞で『横須賀に来た』って感じになりますよ」
「ここっていつもこんなに混んでいるんですか」
「いつもとは言いませんが、、、左手に海が見えるので、気晴らしに眺めながらですとそんなに気にならない渋滞ですよ」
「あ本当、気がつきませんでした」
渋滞停止中に海を眺めて空母のような船の話などをしているうちに渋滞が進み、陸橋の高さが下がってきました。と、陸橋が下がり切ったポイントに、左から別の道路がこちらに合流してくるのが見えます。
「あそこで合流するから渋滞していたんですね」
合流地点から先は片側二車線道路が始まりましたがだれも右側の車線にならびません。
「すいている道路というのは罠です」
我々も左側の車線にそのまま並んで渋滞の列を崩さず行きます。列が進んでくると右側の車線はUターンのための道だと判明しました。直進できない作りになっています。
「初めて来た人はわからないですね」
「手前の案内標識に書いてありましたが、見慣れていないとむずかしいかもしれませんね。グーグルマップなどでもアナウンスされない分岐はありますし」
そのさき、壁だと思っていた左側は高度がどんどん下がり、信号の奥でこちらの車線と併せて4車線を形成すると判明しました。
「なぜ4車線だとわかるのですか?」
「信号の奥を見ていただくと、進行方向別通行区分という矢印の標識が奥の方に見えると思いますが」
「あ、あんな遠くにある標識を見ていたんですか」
「そうです、あれを見ると4車線です」
4車線のうち「左折専用レーン」「右折専用レーン」をのぞいて左側の直進レーンを進むことになりました。
講習中、寄り道をしてもいいのですか?
しばらく道なりに進みます。
途中、緩やかな渋滞が信号停車のために止まり、頭上にある平成と観音崎・三崎への分岐を示す案内標識とその奥の進行方向別通行区分を見比べてるルートを確認したり、横浜と比べて建物の建て方に余裕があるなどの意見交換をしたりしました。
「こんなところにヤマダ電機や島忠ホームズがありますね」
信号待ちの際にお客様がマップをご覧になっていたときにふとおっしゃられました。
「せっかく横須賀に来たので海をすこし見たい気もします」
「では少し寄り道しましょうか」
案内標識で書かれていた「平成」「観音三崎・三崎」の分岐を平成方面へ、エネオスのガソリンスタンド手前を本線から左にそれるという意味で左ウインカーを出しながら左わきの道へ進入します。上州屋やヤマダ電機の裏を通り、セブンイレブンの信号を左折しましてそのまま直進しますと、うみかぜ公園の駐車場へと到着いたしました。
これまでの講習での駐車で気をつけることを思い出されながら広めの駐車場の余裕のある個所へ見事駐車を成功されました。
「停められました!」
「これで安心ですね。少し休憩時間としましょうか」
すこし海をご覧になられまして、ふたたびポテチパンを目指します。

講習中に買い物をしても良いんですか?
駐車場内でルートを確認したところ、うみかぜ公園へ寄る前のルートですと到着時には車の右側にお店があり、しかも右折入庫ができずにUターンしなければならなかったと判明しまして、さらにポテチパンのお店には駐車場もないことがわかりました。観光地観光あるあるですね。
うみかぜ公園を出発してよこすか海岸通りを南下しながら魚河岸食堂はま蔵の交差点を右折します。ホンダカーズ横須賀三春店の交差点を右折しましてその後直進しますとポテチパンを販売されている中井パンさんです。とある方法でお客様は中井パンさんにたどり着かれ、様々なパンを購入されて時間的にも適当なため帰路へ。

国道16号を走行していましてドブ板通りの脇を抜けるタイミングで案内標識があらわれました。「川崎 横浜」と書いてある直進の案内標識の隣に「横横道路 横須賀駅 本町山中」と書いてある直進路を示す案内標識です。しかも、その直進路の矢印が緑色に塗られています。
「あれはどうして矢印が緑色なのかわかりますか」
「え、どうしてでしょう」
よく見ますと、「川崎 横浜」を示す直進路の矢印は赤色に塗られています。そして緑ヶ丘下交差点の奥からの車道には三車線各線がそれぞれ赤、赤、緑に色付けされています。
「これは一番右へ行け、ということですか?」
「正解ですね」
一番右の、緑の車線へ車線変更へとたどり着かれた後、「これは言われないと気がつかない」とおっしゃられていました。
その後も、車線が減り案内標識にある「横横道路」を頼りに進み続けまして、往路でも参りました本町山中への陸橋をのぼります。
「行きよりすいていて楽です」
「時間も、帰りの混む時間帯ではないので安心ですね」
大きな左カーブを曲がり、しばらく進みますとこれまた往路でもありました「無料 減速して通行」のゲートを減速して抜けました。トンネルをくぐりますと「横横道路」「衣笠 葉山」と書かれた案内標識がありまして、分岐を横横道路の方へと進みます。ぐにゃりと曲がったカーブを曲がり終えますと「↖三浦」「↗横浜」の分岐があらわれましたので迷わず横浜方面へ。合流も無事に入られ、あとは往路をさかのぼるだけです。
横浜横須賀道路を通りまして六ッ川の料金所を過ぎ、狩場で首都高へ分岐します。そのまま阪東橋ICで降りましてご自宅まで運転されました。
「いかがでしたか」
「横須賀まで行けたのはかなりの自信につながります。講習も、最初は4回というのは多いのか少ないのか分かりませんでしたが、内容がひとコマひとコマ濃かったのでおかげさまでひとりで運転してみようという気になれてます」
「それは良かったです。安全運転で無理せず頑張ってくださいね」
「ありがとうございました」
ということで、これにて全4回の講習は無事終了しました。この度はご利用誠にありがとうございました。どうぞ素晴らしいカーライフを。
こちらにも体験レポートがございます。
横浜エリア ペーパードライバー講習料金プラン


教習車・人気のペーパードライバーマイカー講習お選びいただけます
ファースト横浜1番人気プラン!!
スタンダードプラン
130分×4回コース 66,480円


スタンダードコースⅡ
130分×5回コース 82,900円
ファースト横浜2番人気プラン!!
エキスパートコースライト
130分×6回コース 97,800円
エキスパートコース
130分×7回コース 110,880円
- ライトプランⅠ
130分×1回コース 17,680円 - ライトプランII
130分×2回コース 33,800円
- 短期集中240分コース(240分×1回) 28,800円
- 短期集中480分コース(240分×2回) 56,500円
- スペシャリストコース
130分×10回コース 157,480円 - 徹底ペーパー克服コース
130分×12回コース 186,800円
教習所の実車時間よりしっかり練習!!
教習車レンタル 50分 200円 (自動車保険料込み)
お支払い方法について
お問い合わせ お申し込み方法
下記↓電話番号、LINEバナーをタップ、クリックお願い致します
ファーストペーパードライバースクールの
お問い合わせ先はこちら↓
東京・横浜・埼玉・千葉
050-1720-9603
〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
関西:050-1720-9603
〒570-0032 大阪府守口市菊水通2丁目4-16守口一号館 3F


女性シニアも安心ペーパードライバー出張教習 東京・神奈川・千葉・埼玉
ファーストペーパードライバースクール
女性シニアも安心ペーパードライバー出張教習 大阪・京都・奈良
ファーストペーパードライバースクール