『体験レポート』ペーパードライバー講習、横浜市戸塚区の場合2
今回ご紹介させていただくお客様はペーパードライバー歴25年の50代女性の方です。
お子様も手のかからないご年齢となり、これを機会にそれまで温めていた「挑戦したいこと」や「新しい職種」に挑戦されるため、お申し込みされたとのことです。今回お申し込みされましたコースは「徹底克服スペシャリストコース」全12回のうち、今回は1回目です。
目標としましては、港南台や戸塚・星川などをお仕事で運転するかもしれないので、それらを運転できるようになりたいとのことです。
実は、今回の前に体験コースを受講されていらっしゃいましたので、まずはその復習から始めていきます。

※【お試し体験プラン】では、駐車・高速・マイカー教習は行っていません。
お待ち合わせいたしました東戸塚のご自宅付近で免許証の確認とミラーやシートの調節をし終えまして、講習開始です。
前回の体験コースで近所の「車道幅広めの住宅地」をぐるぐる左回り、右回りと練習しました。その練習路に本日もまいりまして、左折を繰り返していきます。一周目は、前回の最後の方と変わりなくある程度きれいに曲がられています。前回は左折だけでも大回りになったり、左折後の進行方向が定まらずご苦労されていらっしゃいましたので、そこから半月が経過した今回の最初からこの出来栄えでしたのでお客様も私もたいへん嬉しく顔を見合わせました。
「すごいですね、できていましたよ」
「いや、自信は本当にないです」
そこから2周ほど左折まわりを行いました。左折後の進行方向がたまにうまくいかないことはありますが、しかし前回よりは格段に上手になっています。
「今回は早めにあちこち運転して、少し自信をつけてみましょうか」
「ええ、大丈夫なんですかね」
「もしダメそうでしたら私が補助ハンドルや補助ブレーキを行いますのでご安心ください」
もう一周左回りを行いましたあと、大通りへ出るために進路を北へ取ります。向かうは東戸塚駅です。

練習していた場所から1分もはなれていない片側一車線の広めの道を車列に続いて走行していきます。車列はそのまま川上ICの前を過ぎ、戸塚長生館の交差点へ来ました。我々はそれを右折しまして、上り坂を登っていきます。
「のぼりきった信号を左折してみましょう」
前回、今回と練習を重ねました左折です。練習場所でのそれよりもちゃんと左折後の進行方向が保たれています。
「上手に曲がれていますね」
そのあと私もお手伝いしながら片側二車線の右側車線へ進路変更をしましたあと、環状2号への交差点を右折してみることにします。交差点の信号機は赤信号でしたので、停止している間にお客様に呼びかけます。
「奥をご覧ください。右折しながらどこを通ると良いかを今のうちに見て決めておきましょう」
ここは、右折先が陸橋の橋桁を挟んで新横浜方面・磯子方面それぞれ一方通行です。そのため磯子方面へ行きたい場合は橋桁よりも手前側にいかないように(新横浜方面の道路のため逆走となる)あらかじめ確認しておきますと安心です。
「あの奥の道路ですか?」
「そうです」
「なんだか細そうな道ですね」
「遠近法でそう感じられるのかもしれませんね。あれだけ大きなトラックも速度を下げずに通っていますので意外と広いのかもしれませんよ」
「わかりました、やってみます」
こちらの信号が青になり、交差点の中心の手前まで直進されます。三叉路ですので対向車はいません、歩行者・自転車の確認をハンドルを回す前に行います。いません。右折先の横断歩道手前にさしかかりましてもう一度確認致します。いません。右折されます。
「行けましたね」
「ええ」
そのまま道なりにいかれまして、やがて環状2号からの合流路も増えまして二車線となりました。
「このまま上大岡駅を目指してみましょうか」
「ええっ、行けるんですか?」
「先程の運転を見てますと行けると思います」
平戸立体の交差点を左折しながら一番右のレーンを通ります。少しだけ私の補助はありましたが、ほぼほぼおひとりで曲がられたようなものです。
「いえ、そんなことはないです」
上大岡への道 一本道でもたくさんのトリッキー
島忠ホームズ東戸塚店の手前を右折しまして、対向車との境目である中央線はあるものの少し狭い道に入っていきます。極楽湯 横浜芹が谷店前はカーブが急であり、またバス道であるために車列の状況を見ておかないと車間距離が不安定になることもあり、先を見ながらの運転には良い練習です。
ヤマト運輸やFUJI芹が谷店の左右の駐車場でのトリッキーな車列進行を体験されながらも、お客様の運転は「道なりに走行する」ということに少しずつ慣れ始めているのが見て取れます。車間距離と加減速に一定の法則が出てきました。
途中、対向車のバスとのすれちがいや、カーブ走行時に中央線をはみ出してくる対向車を左側へよける反射神経を披露されたりしながら、
「細い道はこわいですね」
とおっしゃられました。
「お客様はスペシャリストコースですので、今日中になんとか出来るようになるというよりは、今回は様子見です。細い道を通ったことがない方ですと『細い道はとにかく怖くて私なんかが通れない』と思ってしまいがちですが、一度通ってみると、『怖いけど、こういうパターンはまだマシ』『特にこういう状況がこわい』など得手不得手がよりはっきりしますので、今回一度通ってしまおうと思いました」
「練習ですから、そういうことも必要ですよね」
横浜横須賀道路別所IC入口の交差点からすこし走りますと、ローソン別所四丁目店とクリエイトSD別所五丁目のあいだは渋滞ポイントとなります。
「今日たまたま混んでいるんですか?」
「この奥にある交差点は右折しますと、上大岡駅を経由しないで港南中央や上永谷へ行けるので、環状二号や港南台・横浜方面の上大岡駅を目指す方には魅力的な交差点です。そしてバス道でもあります」
「なるほど、いろんな理由のある渋滞なんですね」

渋滞を抜けてゆるい下り坂が長い右カーブをとおりますと左手に焼肉きんぐのある小さい交差点があります。そこで私がすこし補助ブレーキを使って速度を落とします。
「え、ああ、確かに、右の生垣が壁になって横断歩道の端が見えませんね」
たまに、イヤホンをした自転車乗りやベビーカーを押した方などがこの横断歩道をとおるので、ここは気が抜けないのです。
すこし走りますとゆるい左カーブがあり、左手にはイトーヨーカドー、こちらの車線は直進左折レーンと右折レーンに分かれ、右折レーンにはKANACHUバスが対向車待ちをしています。
我々が交差点を直進しようとすると、対向車の右折が我々に気がつかずに曲がってこようとしました。私は左カーブ途中からこの対向車が見えておりましたので、補助ブレーキが使えました。
「あぶない対向車ですね」
「右折待ちのバスが壁役になっていて見えないのでしょうね」
「そんなのんきな」
その奥もまた、考えさせられる道路です。
京急本線のガードをくぐったあと、道路が二手に分かれます。上には進行方向別通行区分の規制標識がありますが、車道ばかり見ていると引っ掛かります。
「これは、上大岡を目指すのでしたらこちら側です」
「? そうなんですね」
ここの道路には案内標識がありません。ですのでここの交差点は初見殺しともいえます。向田橋交差点の信号が赤になりましたので、お客様にご説明申し上げます。
「車道にはそれぞれ、直進左折の矢印と、直進右折の矢印がありました。しかし、この交差点の奥を見ると片側何車線かわかりますか?」
「ええと、一車線に見えます」
「その通りです。では二つの直進の矢印は何を指すのか。今は車の列で見えませんが、車道面の直進の矢印は、実はそれぞれ少しだけ向きが違うのです」
「ええー」
「交差点の中まで来るとわかりますが、左の車線は左側の道路に誘導するように破線(切り取り線のような形)が書いてあります。要は、そちらへの道が矢印の直進となります」
案内標識がないのが原因の一つですかね。青信号にかわりましたのでこの交差点を右折して上大岡駅を引き続き目指します。
上大岡駅→港南台駅
鎌倉街道を南下しています。この道路は片側二車線ですが、左側は路上駐車が多いために進行目的の車はだいたい右側車線を走行しています。特に大岡川を越えて「京急駐車場500台」の看板を過ぎ、京急本線の高架下をくぐりますと路上駐車がぐっと増えます。そして、左車線を走っていた車がいったん右車線に移動して、その後思い思いの場所に停車するためにまた左車線へ、という車も少なくはありません。個人的にはこれはいい悪いではなく、これが生活というものなんだと思っています。
「ここにきて渋滞ですか? ゆっくりになってきました」
「左車線の車の進路変更のために道をゆずる際に、速度を落とさなければならないのでその影響でしょうね」
「そうなんですね。でも、上大岡に来れました」
「ええ、しかもお客様の運転で」
「なんだか信じられません」
「この調子でどんどん行ってみましょう」
それまでの景色とはまるで違う上大岡駅付近は、一本路地に入りますと横浜市の住宅地と同様「狭く」「入り組んでいて」「急坂」が目立ちます。今回は講習第一回目であることと、最終的な目的の中に「狭路の克服」がはいってないためにこのまま港南台駅まで向かうことにいたします。

上大岡駅を抜けて金沢区への分岐点である関ノ下交差点を直進しますと、蒔田ー弘明寺間の県道22号線のような風景が流れます。やがてヨークフーズ港南中央店が目に入りますと道の雰囲気は少し変わり右手には緑のネットで囲われた学校のような施設、左手には港南警察署とブルーライン港南中央駅の入り口が見えました。
「ああ、港南中央駅です」
「港南台駅までもうちょっとですね」
「ええ、今日行けちゃうんですか」
すこし道なりに走りますと環状二号の陸橋を見上げることができます。日野立体の交差点ですね。
このあたりから、環状二号から流れてくる車も相まって交通量が格段に増えます。
そのまま港南台駅まで県道21号の片側二車線の左側を道なりに運転しておりますと、奥にバスが見えてきました。と、そのバスの後ろを走行していた車たちがどんどん右側の車線へと進路変更していきます。ほどなくして我々とバスとの間には一台もいなくなり、やがてバスはバス停へと停車、我々はバスの後ろで乗降を待つことになりました。ここで私が補助ハンドルを取って右側の車線へ入ってしまってもいいのですが、こうして一度「停車している後ろで進めずに待つ」という体験をされますと、後々「あの時の状況にならないようにするためには、いまのうちに進路変更をしておこうか」というイメージを持ちやすくなり、運転への積極性が増すことが多いように思われます。取り返しのつく失敗は、成長のために必要という古い友人の言葉が思い出されます。
「私、渋滞とかこういうゆっくりの走行は嫌いじゃないかもしれません」
とお客様。そうですね、ゆっくり参りましょう。
セカンドストリート横浜港南台店が過ぎましてOKAJIMA、VOLKSのある清水橋交差点を左折します。大きい片側二車線の交差点へ左折する場合、左折し終わったら次は右に曲がるのか左に曲がるのかがわかっておりますと、左折しながらその道路へ直接入ることができます。
「この交差点を左折したあと、次は右折したいので、曲がりながら右車線へ直接入ってしまいましょう」
「曲がった後に右へ進路変更ではなくて、ですか」
「そうです。歩行者確認で歩行者がおりませんでしたら右車線の入り口を見つけて少し大回りで回るような感じです」
「やってみます」
自転車がいらっしゃいましたので横断歩道の手前で止まられ、道をゆずられました後右側の車線へ入ることができました。
「お上手ですね」
舞岡上郷線を走行していますと「熱烈カルビ」の第二駐車場と並列して右折レーンが出てきました。この右折レーンに入りまして交差点の停止線で止まります。信号機は直進・左折の矢印が点灯しており、点いていない右折はできませんので停止線で待ちます。
「今のうちに右折先を見ておきましょう」
「あ、左側の車線に路上駐車がいます」
「ですので右折しながらどの車線を目指すかというと」
「右側ですね」
「その通りです」
やがて右折の矢印信号が点灯しましてお客様は、今度は右折で右のレーンへ直接入られました。短時間で右左折両方の右側レーン直入りは珍しいです。
ぐるっと左カーブを曲がりましてパチスロP-BANKやイオンスタイルが見え、港南台駅に到着しました。
「うわあ、本当に来てしまいました」
「ここから戸塚経由で戻りましょう」
「え?」

戸塚駅経由で東戸塚へ
環状3号は50km/hの片側二車線です。広く長い道路で磯子区の杉田から平成横浜病院の南あたりまでつながっています。そのわりには交通量がそれほどで、時間帯に気を配ればさほど渋滞に対して神経質にならなくていい道路です。この道路では発進や加速についての練習をいたしました。
体験コースでは時間が短いのと久しぶりの運転のためになかなか幹線道路などの複数車線を走行できないので、こういうときには距離は短くてもまず「体験」しておくことが重要です。体験していれば、次に比較的容易につなげられる場合もあります。
「やっぱりこわいですね」
「そうですね、しかし左右のぶれもなく走れていますよ」
速度を頑張りながら環3長沼の交差点までやってまいりましたので右折レーンを使って右折します。急な右カーブの下り坂に速度調整を驚かれながら下られ、次の信号は左折。先ほどとは打って変わり、戸塚南側の狭い一車線道路へ速度感覚をあわせます。この道はバス道でもあるため、対向車としてバスが来ましたら、思わず左へハンドルを切ってしまいます。
「左の電柱などにミラーをぶつけてしまうので、中央線を出ていなければ大丈夫ですよ」
「中央線ぎりぎりの場合は?」
「バスも終始中央線をはみ出しながら走っているのではなく、歩行者や電柱などを避けるために一時的に出てきていることが多いので、ブレーキなどですれちがうタイミングを遅らせるといいと思います」
「なるほど」
狭い道の緩いカーブや、中央線がオレンジ色で左に自転車が走っている場合など悪戦苦闘しながらアピタ戸塚店前に到着しました。そこから北上して吉田大橋交差点を右折、「↑川崎 保土ヶ谷」「→上永谷」の案内標識が出てきたところから片側二車線(右折専用レーンを入れたら三車線)となりまして、奥に進みますと左車線には「小田原・瀬谷」右車線には「川崎・保土ヶ谷」と書いてありますので右の車線に移動して不動坂を右折します。
国道一号線をそのまま進みますと「東戸塚駅入口」交差点がありますのでそこを左折して、ついでにガソリンスタンドにて給油の体験もいたしました後、少し走行しましたらお客様のご自宅へ到着です。

「今日は長い長い距離をお疲れさまでした」
「こちらこそ、行きたいところを回らせていただきありがとうございました」
「次回もまたよろしくお願いします」
「こちらこそです」
また次回も運転練習を頑張りましょう。
こちらにも体験レポートがございます
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